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健康都市連合について


 健康都市連合ホームページより翻訳
 http://www.alliance-healthycities.com/htmls/about/index_about.html

概要

 健康都市連合は、都市の住民の健康を守り、増進することを目的とした国際的なネットワークである。連合は、「健康都市」と呼ばれる取り組みを通じて目的を達成しようとする、都市とその他の機関からなるグループである。私たちは、国際的な協力が、目的を達成するための効果的、効率的な手段であると信じ、健康問題に取り組む人々の相互交流を推進していく。

 健康都市の取り組みはWHOが始めたものである。WHOは、都市の環境が健康に与える悪影響に対応するため、健康都市の取り組みを世界中で推進している。


 世界的に都市化が進み、都市人口が増大している中で、私たちは、健康都市の国際的なネットワークが、都市に住む人々の健康増進に寄与することを望んでいる。

健康都市

 健康都市の取り組みは、社会的、経済的、物的な環境が、都市に住む人々の健康の重要な要素であるという考え方に基づいている。健康都市プログラムは、都市化の進展により生ずる様々な健康問題の解決を目的としている。都市化が世界中で急速に進む中、都市の健康問題は複雑になり、通常の保健部門と非保健部門との協力が必要とされるようになった。

 都市化は、都市の住民の生活様式や生活環境に様々な変化をもたらした。この変化とは、たとえば、人口の増加、大気汚染、水質悪化、住宅の密集、交通渋滞、ごみ処理などである。このような社会的背景の中で、都市化は家族や労働環境にも変化をもたらし、こうした変化は、ワーキングマザーや夜間労働者の増加からうかがえる。さらに、交通システムの発達により人や物の移動が促進され、都市住民の間で伝染病の発生を引き起こすこととなった。

 社会と環境の様々な変化は、相互に関連し、都市住民の健康に影響を与えている。健康都市の取り組みを呼びかける中で、WHOは、健康に関する問題や懸念を、公共政策のすべての側面に盛り込むよう、各都市に奨励している。WHOは、公衆衛生政策を、経済振興やコミュニティの開発といった様々な都市政策と関連づけることを強調している。これらの分野は、従来、公衆衛生とは関係がないと考えられてきたことから、健康都市の取り組みは、従来の健康問題への取り組みとは対照的である。またWHOは、企業やNGOなどの民間部門と緊密に連携することを、各都市に奨励している。

 WHOは健康都市の取り組みについて専門知識を有するが、実際に健康都市の計画を策定し、健康都市プログラムを実施するのは、都市である。各都市は、健康都市プログラムを進めるために最適な主体であると考えられる。なぜならば、このプログラムは地域コミュニティに適合したものであるべきであり、地域の住民や団体の参加がプログラムの成功のために不可欠だからである。

定義

 「健康都市とは、健康を支える物的および社会的環境を創り、向上させ、そこに住む人々が相互に支えあいながら生活する機能を最大限に活かすことのできるように、地域の資源をつねに発展させる都市である。」(T.ハンコック、L.ダール 1988)

 住民のために、よりよい健康と生活の質の向上を促進する物的、社会的な環境を創造し、維持することに責任をもって取り組む都市であれば、いかなる都市でも健康都市へのプロセスを始めることができる。健康に関する考慮を都市開発や都市経営に取り入れることは、健康都市にとってきわめて重要である。

 健康都市プロジェクトの重要な特徴は、次のとおりである。 高度な政治的関与、部門間の協力、地域社会の参加、人の集まる場での活動の統合、都市の健康指標と地域の行動計画の整備、定期的な観察と評価、参加型の研究と分析、情報の共有、メディアとの連携、地域における全ての団体からの意見聴取、持続可能な仕組み、地域の発展及び人材開発との連携、国内外のネットワークづくり

 健康都市連合は国や都市の多様性が重要であることを理解しており、協調することや国や都市における状況の相違を尊重することを通じて、そうした多様性を育んでいる。健康都市の概念やプロジェクトの特徴を共有することによって、それぞれの健康都市における経験について情報交換を行うための共通の基盤が確保されている。



健康都市連合について

 健康都市連合は、世界各地における健康都市に関する国際的な取り組みを基礎にしたネットワークである。会員は、地方自治体、中央政府、NGO、民間組織、学術団体、国際機関により構成される。私たち会員は皆、健康都市の取り組みを支持する。

 連合のネットワークを通じて会員が協力しあい、健康都市の取り組みを最大限有効に活用することが期待される。連合に加盟する都市や個人の経験は、他の会員の参考となる。これらの経験を積み重ねていくことは、各会員が都市の住民の健康を改善する上で優れた手段となるだろう。そのために、連合は、人々の相互交流、情報交換、研究開発、能力開発プログラムを促進していく。

 会員間で健康都市プログラムを推進するとともに、私たちは、連合の会員以外に対しても健康都市の取り組みへの認知度を向上させるように努める。健康都市プログラムの最終的な目的は、健康に重点を置く持続可能な都市を創ることである。

 そして私たちは、国際的なネットワークを通じて、より健康な都市を創り、他の都市と親睦を深めるプロセスを楽しむことを望んでいる。


歴史

 健康都市連合は2003年10月17日に創設され、設立式は、フィリピン・マニラ市のWHO西太平洋事務局本部で行われた。設立式には、世界中で健康都市プログラムに取り組む、都市、政府機関、NGO、学術団体が参加した。

 2004年10月12日〜14日、マレーシア・サラワク州クチン市において、健康都市連合設立総会・大会が開催された。市長、知事、自治体関係者、公衆衛生や都市計画の専門家、NGO、学術団体、国内外の組織の代表が、健康都市連合の設立を記念して集まった。

 2006年10月28日〜30日、第2回総会・大会が中国・蘇州市で開催された。大会のテーマは「グローバル化が進む世界における健康都市」

  2008年10月23日〜26日、第3回健康都市連合国際大会が日本・市川市で開催された。大会のテーマは「健康で安全な都市社会;それを実現する健康都市の取り組み」

 2010年10月26日〜29日、第4回健康都市連合国際大会が韓国・ソウル特別市江南区で開催された。大会のテーマは「ユビキタス健康都市」

 2012年10月24日〜27日、第5回健康都市連合国際大会がオーストラリア・ブリスベン市で開催された。大会のテーマは「健康な都市化−健康な人々、健康なコミュニティ」

 連合は都市、地方自治体、NGO,大学、政府機関、民間セクターその他の加盟申請を受け付けている。今も世界各地の都市や機関が加わっている。


組織

健康都市連合議長(2012-2014)

  ローガン市(オーストラリア)

理事会

  ・原州市(韓国) ** [議長: 2012-2014]     
  ・ヘルシーシティーズ イラワラ(オーストラリア) *
  ・香港・沙田区(中国) *
  ・マリキナ市(フィリピン) *
  ・大和市(日本)  **
  ・ダルハン市(モンゴル)  **
  ・健康都市活動支援機構(日本) *
  ・グリフィス大学(オーストラリア) *
  ・シンガポール政府健康推進審議会(シンガポール)  **
                 
   * 任期2010-2014 ** 任期2012-2016

国際大会・総会の開催・議長都市(2014)

  香港・沙田区  

過去の国際大会・総会の開催・議長都市

  クチン市(マレーシア)     2004.10.12-14  
  蘇州市(中国)         2006.10.28-30  
  市川市(日本)         2008.10.23-26  
  ソウル特別市・江南区(韓国)  2010.10.26-29  
  ローガン市(オーストラリア)  2012.10.24-27