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健康都市連合国際大会・総会

第5回健康都市連合国際大会・総会が開催されました


 
会場のブリスベン・コンベンションセンター 

 2012年10月24日から27日の日程で、第5回健康都市連合国際大会・総会がオーストラリア・ブリスベン市及びローガン市において開催されました。
 大会は「健康な都市化:健康な人々―健康なコミュニティ」をメインテーマとして行われ、24カ国から自治体、政府機関、NGO、大学など約400名が参加し、健康都市に関する様々な発表や活発な意見交換が行われました。

 

主なスケジュール

 10月24日(水)  第13回理事会 
 市長ミーティング
 10月25日(木)   開会式
 全体会議
 分科会
 WHO表彰・健康都市連合表彰
 10月26日(金)   第5回総会
 新会員認証
 市長サミット
 分科会
 第14回理事会
 閉会式

日本支部からの参加都市・団体

 愛知県大府市   千葉県市川市 
 愛知県尾張旭市  神奈川県大和市
 静岡県浜松市  宮城県涌谷町
 健康都市活動支援機構  コーポレートデザイン研究所


10月24日


■第13回理事会
 第13回理事会には、理事である市川市と健康都市活動支援機構が出席しました。
 会議では、総会において報告する内容について協議を行い、健康都市連合の過去2年間の活動報告と今後の活動計画、新会員認証、理事選挙、各種表彰、次回の国際大会候補地などについて話し合われました。


■市長ミーティング
 市長ミーティングでは、各支部による活動が報告され、日本支部は大府市が報告を行いました。
大府市
  日本支部の活動報告 (1MB)



10月25日


■開会式
 開会式では、WHO西太平洋地域事務局のShin Young-Soo事務局長が講演し、「世界人口の30%が集中するアジア西太平洋地域は、世界で最も成長が早く、目覚しい発展を遂げている地域である。無計画に都市化が進むと健康の不平等が進み、貧困層が増え、死亡率の上昇につながる。健康都市は地域ガバナンスの向上につながる手法である」と述べ、アジアでネットワークを形成しながら情報交換を行う健康都市連合の重要性を強調しました。
 また、25年間ヨーロッパにおいて健康都市の推進を担っているWHO欧州地域事務局のAgis Tsouros氏は、「高齢化が進むヨーロッパにおいて、健康格差が広がっている。健康の公平性の実現、疾病予防への投資が鍵である」と講演しました。



■全体会議
 全体会議では、「健康的な都市交通」をテーマに各市から発表が行われ、尾張旭市が市営バスについての取り組みを発表しました。
 尾張旭市
  健康都市交通の効果測定 (1.1MB)


■WHO表彰・健康都市連合表彰
 各会員の取り組みについて、WHOと健康都市連合による表彰が行われました。
 本支部からは、尾張旭市が以下の賞を受賞しました。
 WHOベストプラクティス賞
 (市営バス「あさぴー号」の取り組みに対して)
 WHO西太平洋地域事務局長特別賞
 (長年にわたる健康都市の継続的な優れた取り組みに対して)
 健康都市連合ストロングアクション賞
 (健康都市の取り組みの進捗状況チェックリストに対して)
 健康都市連合クリエイティブディベロップメント賞
 (生活習慣予防の取り組みに対して)
 (輪島市との防災協定の取り組みに対して)
 WHOと健康都市連合より表彰される水野尾張旭市長 



10月25日・26日


■分科会
 今大会では、以下の6つのテーマに関して約100の分科会報告・講演が行われました。
  − 個人およびコミュニティのエンパワーメント:意思決定へのすべての
    部門の参加 
  − エネルギー効率、公害、環境の持続可能性
  − 都市・地域計画
  − ヘルシーセッティングと慢性病・伝染病の管理
  − 公平な保健制度とサービスの提供
  − 環境衛生、極度の貧困の撲滅、健康安全保障、緊急時への備え
    と対応
 日本支部会員による報告は、以下のとおりです。
  市川市 
  災害に強い都市 健康都市を目指して−東日本大震災の教訓(日本語版、3.2MB)
  市民マナー条例の推進 (日本語版、1.8MB)
  尾張旭市
  ウォーキングコースの共同整備 (0.9MB)
  涌谷町
  東日本大震災後の健康都市としての地域再生 (27MB)
  健康都市活動支援機構
  国際支援プログラム (1MB)
市川市による分科会報告  涌谷町による分科会報告


■ポスター展示
 会場ではポスター展示による報告も行われました。
 日本支部会員による展示は以下のとおりです。
  市川市
   ボランティアとの協働による地域の緑の資源の活用 (日本語版、1.5MB)
  尾張旭市
   尾張旭市の取り組みの紹介 (0.4MB)
  健康都市活動支援機構
   国際支援プログラムの紹介(1) (0.2MB)
   国際支援プログラムの紹介(2) (0.2MB)
 
 ポスター展示の様子



10月26日


■第5回総会
 総会では、健康都市連合事務局からこれまでの活動状況や今後の活動計画などが報告され、承認されました。また、2014年国際大会が香港・沙田区で開催されることが承認されました。
 理事の改選では、日本支部が推薦した大和市が理事に選出されました。新たな健康都市連合理事会の構成は次のとおりです。
 区 分  名   称 任 期 

都市
(正会員)

 マリキナ市(フィリピン)  2010-2014
 イラワラ(オーストラリア)  2010-2014
 香港・沙田区(中国)  2010-2014
 原州市(韓国)   2012-2016
 大和市(日本)  2012-2016
 ダルハン市(モンゴル)  2012-2016
 NGO  健康都市活動支援機構(日本)  2010-2014
 学術団体  グリフィス大学(オーストラリア)  2010-2014
 政府機関  シンガポール政府健康推進審議会(シンガポール)  2012-2016
   
総会  理事就任の挨拶をする大木大和市長


■新会員認証
 新会員の認証では涌谷町と浜松市、コーポレートデザイン研究所に会員証が授与されました。
 会員証の授与(静岡県浜松市)


■市長サミット
 市長サミットでは、大会宣言である「ブリスベン宣言」が採択されました。
ブリスベン宣言(市川市による日本語訳) 
ブリスベン宣言(英語)
 
 ブリスベン宣言


■第14回理事会
 第14回理事会には、新たに理事に就任した大和市と健康都市活動支援機構が出席しました。協議した内容は次のとおりです。
 ○理事会議長には原州市(韓国)が就任、次回理事会(2013年秋予定)
  は原州市で開催することが決定されました。
 ○第6回国際大会(2014年開催)について、開催都市である香港・沙田区
  が構想を説明し、意見交換を行いました。


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